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FFXIのプロマシアミッションのダイジェスト
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プリッシュたち一行と別行動になった冒険者は、自らの足でサンドリア王国へとたどり着いていた。
しかし、大聖堂に行っても、飛空公社に行っても、タブナジアからの飛空艇の存在すら否定されてしまった。
では、彼らはどこへ向かったというのだろう‥。
飛空艇を管理できる場所というのは限られている。
今ならば三国とジュノがそれだ。カザム便も就航しているが、カザムに飛空艇を隠せるような場所はない。ノーグの海賊たちが一枚噛んでいるというなら話は別だが‥。
冒険者はバストゥークのシドを訪ねることにした。
彼から飛空艇のパーツを極秘裏に運ぶ仕事を請け負ったこともある。一縷の望みを彼にかけることにした。

冒険者の賭けは成功した。
シドを訪ねるのと同時に、ルーブランスに引き連れられた一行が現れたのである。
タブナジアからここへと現れた冒険者に驚愕の視線を向けるルーブランス。しかし、表情をいつもの柔和なものに戻すと、シドに飛空艇貸与の礼を述べた。
どうやら、シドは自分の作った飛空艇の試運転を兼ねて、ルーブランスへと貸したらしい。それに加え、シドは彼に対して、もうひとつの依頼をしていたようだ。
それは魔晶石のことであった。
シドは魔晶石に関しての情報を手に入れていた。
魔晶石は北の地で発見されたのではなく、不思議な遺物から生み出されたものらしい。
それは箱のような形をしていて、謎の金属で出来ているらしい。
その話を聞いたプリッシュが首をかしげる。
「洗礼の箱のことか?」
プリッシュが言うには神学生が「洗礼の儀式」を受ける際に使われるもので、タブナジア大聖堂の宝物庫に安置されているものだそうだ。
ルーブランスが話を引き継ぐ。
シドに頼まれた彼は、宝物庫へと赴くが一足違いで持ち出されてしまっていた。
そして、それを持ち出したのはジュノ外交官ナグモラーダであった。
この話を聞いたプリッシュは、箱を取り戻すべく、部屋を飛び出していった。
猪突猛進娘を追いかける一行‥。

ソ・ジア北西‥冒険者の間でヌエ塔と呼ばれる場所。一行はその塔の奥へと向かっていた。
途中にあった罠を退け、扉を開け放つ。
そこに見たものは、大いなる光に包まれた巨大なクリスタル‥第四の母なるクリスタルであった。
しばし、見とれる一行。しかし、そんな彼らの背後に気配が生じる。あの少年が現れたのだ。
「これで役者はそろったな」
少年が現れたのを確認したのか、ナグモラーダが「洗礼の箱」を持って現れる。
プリッシュは箱を返せとナグモラーダに叫ぶが、彼は箱とプリッシュの持つアミュレットがどういったものであるか、説明を始めた。

一万年の昔、ジラートと呼ばれる種族がいた。彼らは他人と共鳴する力‥「心の言葉」を持った種族だった。
しかし、いつしか人の心の中を「虚ろなる闇」が包むようになった。そのために「心の言葉」を失ったものをクリューと呼んだ。
ジラートの王はクリューである人々を理解するためにアミュレットを作った。名を「絆の証」という。
「絆の証」は闇を封じ、見たもの聞いたものを王へと届ける役目を果たす。

ナグモラーダは少年を指差す。
「お前が誰か思い出すことが出来た」と。
「おまえは、我らの輝かしい時代を終らせた者。時代の裏切り者と呼ばれた者。
「クリューの印を持つ身でありながらクリューを裏切り、ジラートの王子から信頼を受けながらジラートを裏切り……
「眠れる神々の意志を継ぎながら、眠れる神々をも裏切った。
「そして、母なるクリスタルから生れ落ちた身でありながら、母なるクリスタルを裏切ろうとしている。徹底した裏切り者だ。」
セルテウス‥。ナグモラーダは少年をそう呼んだ。
ナグモラーダはさらに尋ねる。どのようにして「虚ろ」を操る力を手に入れたか、と。
「神都アル・タユの消滅に巻き込まれながら、おまえだけが生き残ったのはその力のおかげだろう?
「そこでいったい、なにがあった? なにを見、なにを知った?」
少年は答えない。
業を煮やしたナグモラーダは機械人形マメットをセルテウスにけしかける。
そのとき、プリッシュは少年に向かって駆け出していた。
鳳凰丸でマメットを切り伏せるテンゼン。両手剣で光球を弾き返すルーブランス。
セルテウスはナグモラーダに向け「虚ろなる闇」を放つ。が、箱を掲げたナグモラーダの前で「虚ろなる闇」は魔晶石へと変わっていく。
「この箱……「暁の瞳」は、虚ろを進化させ魔晶石と変える!そのようなことも忘れたか、セルテウス!?」
セルテウスの胸の中にある「闇」を魔晶石化しようとするナグモラーダ。
しかし、そこへプリッシュが割り込んでくる。
「おい、おまえ! いくら思っても無駄だ!
「俺に教えろ! おまえの言うべき言葉を、歌うべき歌を!」
プリッシュの声で響き渡る「石の記憶」‥。
「心の言葉」を失ったクリューであるナグモラーダには、セルテウスの声は届かなかったのだ。
第四のクリスタルを「虚ろ」化するセルテウス。その場にいた全員が、虚ろへと飲み込まれていった‥。

それは誰の夢なのか‥。

アル・タユにてジラート王の祝福を待つ二人の少年。ナグモラーダとセルテウス‥。
傍らには明星の巫女イブノイルが控えている。
心の言葉を失ったものは、病人として、クリューの都へと集められている。
イブノイルは言う。
「心の言葉が聞こえずとも、私たちを信じてくださいね。
「心の言葉を失う前のように、人に正直に、人を疑わずに生きるのですよ」

ソ・ジアにて、クリューの賢者グラビトン・ベリサーチとセルテウスが対峙している。
ジラートが見た楽園のビジョンをクリューたちに見せるためセルテウスは生ける神、ディアボロスを伴ってきた。
ビジョンを共有できれば、人間同士の争いなど終わるのだ、とセルテウスはグラビトンに説く。
しかし、グラビトンはセルテウスに苦渋の表情を向ける。
「もう遅いのだ、セルテウス。…私たちは、もう、堕ちている…。私たちの心は、けがれてしまっている」

クリスタルの力を集めるジラートの施設。
佇むイブノイルに近づいてきたのはナグモラーダであった。
ジラートとクリューの戦いは泥沼の様相を呈し、もはや戻れないところまで来ていた。
「なぜジラートのために働くのか?」
イブノイルはナグモラーダに尋ねる。
自分はクリューであったことはない、とナグモラーダは答える。
クリューを裏切ったのではなく、戻っただけなのだ、と。
「私は、これから先、あなた様を裏切ることは決してありません」
ナグモラーダの言葉に目を背けるイブノイル。
「ナグモラーダ、それは私が、あなたの信頼を裏切ったとしても……?
「あなただけではない、私はジラートの人々を裏切ろうとしている。なぜなら私は……」

冒険者は知っている。
一万年の昔、イブノイルとグラビトン、そして多くの人々が「神の扉」を開かせないために尽力したことを。
それはヴァナ・ディールの消滅と同義だから。
北の地、フェ・インでクリスタルの力を暴走させ、計画を失敗に終わらせた。
結果として、ジラート王国のあった場所は海となり、北の地は不毛の大地となった。
また、その代価として、イブノイルは体を失い魂だけの存在になり、グラビトンらクリューの人々は、エルシモに住まう異形の獣人、トンベリとなってしまった‥。
我々人間も、メルトブローでのクリスタルの影響を受け、一万年の時を経て、五つの種族へと分化してしまった。
それでも、ヴァナ・ディールが存続したことを考えれば、幸いだったのである。

朦朧とした意識が次第にはっきりとしてくる。
鮮明だった情景は次第にぼやけ、記憶の狭間へと落ち込んでいく。
目を開けて見た現実は、悪夢に等しかった。
プロミヴォン‥。冒険者は再び異界へと落とされていたのである。
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