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FFXIのプロマシアミッションのダイジェスト
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ディアボロスの夢から覚めると、冒険者は1人塔の外にいた。
プリッシュたちと合流すべく、彼はバストゥークを目指す。

シドの元には、氷河から戻ってきたルーブランス、ウルミア、テンゼンの姿があった。
しかし、肝心のプリッシュがいない。聞くと、彼女だけが合流できなかったというのだ。
しかも、シドの話によれば、プリッシュはジュノから各国に指名手配をされている、という。
クリスタルでセルテウスを助けるが如き行動を取ったことが問題視されてるらしい。
プリッシュが第四のクリスタルで歌った石の記憶‥それはバハムートが歌ったそれに続く第四の歌であった。
歌とセルテウスの件。どちらもプリッシュがカギを握っているのだ。ジュノよりも早く彼女を見つけ出さなければならない。
プリッシュ捜索の件はウルミアが、セルテウスの捜索はテンゼンが受け持つことになった。
霊獣カーバンクルの協力を仰ぐといってテンゼンは出立した。
そして、ルーブランスは神都アル・タユの手がかりを求めると言い、その場をあとにするのであった。


ルーブランスはアル・タユの手がかりを求めて、タブナジアへと来ていた。
出迎えてくれたデスパシエール老は、孫娘のウルミアのことが気がかりらしく、息災かと尋ねてくる。
それに対し、ルーブランスは、彼女がタブナジア大聖堂にあるアル・タユの絵に関して、不勉強の誹りを受けていると、老に告げる。
その場に居合わせていた冒険者にとっては眉唾の話である。が、当のルーブランスは涼しい顔をして、老の説明を聞いている。

あの絵は25年ほど前にウガレピ寺院から、大聖堂へと持ち込まれたもので、古代の民が楽園の扉を開こうとする場面が描かれている。
当初、絵は、扉の番人である龍が鎖に絡め取られている姿が印象的に描かれていたこともあり、「龍の絵」とか「鎖の絵」と呼ばれていた。
しかし、ミルドリオン枢機卿が、その絵がアル・タユを描いたものだ、と言ってから、アル・タユの絵と呼ばれるようになったらしい。
それから、しばらく後に、辺境からミスラがやってきて、その絵をウガレピ寺院へと返せ、という騒動が持ち上がったという。
そのミスラは「罪狩りのミスラ」と名乗っていたらしい。
ミスラ本国から放たれる刺客‥それが「罪狩りのミスラ」である。
最近、タブナジアにうら若い「罪狩りのミスラ」がやってきていた。スカリーXと名乗っているのを冒険者も聞いたことがあった。
ルーブランスと冒険者は、そのミスラの手がかりを得るために、ウィンダスにいるミスラの族長、ペリィ・ヴァシャイのもとへと向かった。

族長はアル・タユについては何も知らなかったが、「罪狩りのミスラ」については知っていることを教えてくれた。
彼女たちは、タブナジアの枢機卿、ミルドリオンに罪を償わせるために来たという。
アル・タユの絵の騒動があった際、ミルドリオン枢機卿は「罪狩りのミスラ」に対して取引を持ちかけたらしい。
ミスラが持つ使命に対して、それを果たす準備を行うことを交換条件としたという。
ミスラに伝わる伝説と使命‥。傷ついたヴァナ・ディールを癒すため眠れる神々の力を借りること。
世界各地に眠る巨大なクリスタル‥。大いなる存在が眠っているそれである。
枢機卿は方法は知らぬが、その癒しを行おうとしていたらしい。どうやってなのか‥。
「どうしても知りたいというのならば、あの戦乱を生き延びたというタブナジアの神学生に尋ねるといい。
「……その罪が狩られる前にな」
族長はそういってルーブランスに向き直った。
「説明はいらぬだろう。罪狩りのミスラは、決して罪は逃さない。罪人は死んでいても、罪は死なぬということ。
「気をつけることだ。あたしたちには裁けないが、おまえが犯した罪は、いずれおまえを裁くだろう」

「罪狩りのミスラ」がミルドリオン枢機卿の罪を狩るために神学生‥プリッシュを追っている。
ならば枢機卿はすでに亡くなっているのか‥。
自問自答しているルーブランスに黒いクロークを着たタルタルが近づいてくる。冒険者には見覚えのある顔‥ホイゴモイであった。
ホイゴモイはルーブランスに対し、低姿勢のままで再会の挨拶をする。
そして、ルーブランスの腹心の部下からの助言だと言い、鏡を差し出してきたのだ。
その鏡こそ、冒険者が走り回り修復した「再生の鏡」であった。
「ずいぶん前にあなたさまより依頼された件、やっとめぼしがつきましたでございます。
「あなたさまをあのような目にあわせました、あの憎らしき賞金稼ぎ……」
ルーブランスの目つきが変わったように見えたのは、気のせいではないはずだ。
「ミスラの海賊どもの話では、あやつはマウラより南にある小さな無人島を買い取ったとか……」
ルーブランスは、ここから先は私1人に任せてほしい、と言い残して、その場を去っていった。

マウラからさらに南‥マナクリッパーと呼ばれる船に揺られて行ったところにプルゴノルゴ島はある。
ミスラ海賊の縄張りとも言われ、冒険者もここの領有権をめぐった釣りギルドとのゴタゴタに巻き込まれたこともあった。
そのときにも気になったのが、南の島には不似合いなオークの戦闘機械。誰が何のために置いたのか‥。
戦闘機械を調べようとしたところ、後ろから声をかけられる。ルーブランスである。
人の秘密に首を突っ込むことをとがめられた冒険者ではあるが、ここから引き返すわけにもいかない。
ルーブランスは戦闘機械を両手剣で切り伏せると、ブッキー・チェブキーの名を呼ばわった。
現れたのは一羽の鳥を連れたタルタルの男。ブッキーはその剣さばきに見覚えがあるといい、ルーブランスに対し警戒する。
「サンドリアでくたばるようなタマじゃあないとは思っていたが……」
ブッキーはルーブランスを見知ったような発言をする。
「おかしなことをすれば、あの鳥がサンドリア王城に飛んでいき……王立騎士団に、おまえが生きていることを知らせると思え」

どうも話が冒険者の中でかみ合わない‥。ルーブランスはサンドリアの騎士であり、もともと生きているはず。それを生死を知らせるということは‥。

ミスタル家の力を使えば、そのような報告などどうとでもなる、と述べるルーブランス。
ブッキーは伯爵家の子孫が「このようなこと」に関わったことを嘆く。
「誇りだけでは、腹が膨れぬことでも諭したか?」
「…逆ですよ。ワタシの高尚にして壮大なる正義の実現に手を貸すように諭したのです」
「おまえのひとりよがりの正義とやらは、タブナジア侯国とともにとっくの昔に滅びたはず……」
タブナジアの生き残りが細々と暮らしていること、そして、ジュノの支援を受け、復興し始めていることをルーブランスはブッキーに告げた。
タブナジアのこの状況を呼び込んだ存在に対して、頭を下げ、感謝の涙を流すことになる。ルーブランスはそれが許せないと言う。
だからこそ、あの大戦の真実をタブナジアの生き残りに伝え、タブナジア侯国の復興を目指す。
侯爵の跡継ぎを手中にし、資金も西国の資産家からいただく手はずが整った。しかし、彼らは、その代価として、タブナジアに眠る知識と遺物を所望している。
「ですからワタシはアナタに尋ねにきたのです。
「その知識と遺物の源である神都アル・タユへの道を」
ブッキーがダフナジアから神都への道を探るよう密命を受けていたことを指摘するルーブランス。だが、ブッキーは「道は見つからなかった」と告白する。
「それではなぜ、タブナジア大聖堂はアナタの口をふさぐようワタシに頼んだのでしょうね?
「それはアナタがなにかをつかんだからに他ならない。
「さぁ、選びなさい! その口を閉ざすか、その生を閉ざすのか!?」
剣を突きつけて詰め寄るルーブランス。
ブッキーは100年前に「道」が開かれたということだけしかつかんでいない、と白状すると、いつの間にか逃げ出していた。
「やれやれ。本当に逃げ足が早い。しかし、聞くべきことは聞け、知るべきことはしることができたようです」
懐から取り出したのは「再生の鏡」。そこで見えたのは、大聖堂の宝物庫にあったプロマシアの石像であったという。
「これを調べたというウィンダスの博士なら、何か知ってるかもしれませんね」
冒険者はウィンダスのヨランオラン博士の元へと向かった。

博士が言うには、像にはショ・メーヨ海の土の他にもう一種のものがついていたという。
それは北グスタベルグの土‥。
グスタベルグと100年前‥。
その2つにつながるものは‥。
冒険者の足はその場所へと向かっていた。
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「虚ろ」を退けつつ、捕らわれの身となっていた、ウルミア、テンゼン、ルーブランスを助け出す。
一行が出口のあるヴァズの塔へと足を踏み入れる。
しかし、塔へと続く道は途中で、断崖となって途切れていた。
途方にくれていると、後ろからナグモラーダが現れた。
彼は、夢の世界でディアボロスと会ったらしく、冒険者に力を貸せば、ここから出られる、ということを教えられたらしい。
「暁の瞳」に残る最後の光を使い、断崖に橋をかけるナグモラーダ。
一行はそれを渡り、出口を守る三体の巨大な「虚ろ」を倒すべく武器を構えた。

「虚ろ」を倒すと、彼らの目の前に意識のないプリッシュとディアボロスが現れる。
ディアボロスはセルテウスの目的が分かったという。
それは、結果としてヴァナ・ディールを「虚ろなる闇」に包ませることになるが、彼の目的はそれではない。
セルテウスは神都アル・タユを守るために神都から来たのだ、というのだ。
それを聞いたナグモラーダは動揺する。アル・タユは消滅したはずだ、と。
ディアボロスはいう。
「神都アル・タユは 消滅シテ などいナイ。神都ニ 暮らシテイタ ジラートの民モ 姿形ハ 変わレドモ あの場所ニ あル」
「あの場所……?」
「そレハ 最後ノ クリスタルの 向こウ」
ディアボロスは冒険者に最後のクリスタル‥第五のクリスタルを目指せと助言する。
「もしや、その古代の都に楽園の扉が……?」
ルーブランスの独白に苦笑で応えるディアボロス。
その願いこそが、プロマシアの望みなのだ、と。
すべての人間がプロマシアの意思に支配されている。だからこそ、バハムートは人間を滅ぼそうとしているのだ、とも。
その呪いを解く方法はないのか、との問いかけにディアボロスは「ある」と応える。
「しカシ その結果 クリューの民ハ 人ノ 姿ヲ 失イ 悲惨ナ 末路ヲ 遂げタ」
その呪いこそが、人が人であるために必要なものなのだと、ディアボロスは言う。
「呪イ といウカラ 呪縛トナル。恵ミ といエバ 恩恵トナル」
ヴァナ・ディールを守るべく生まれた霊獣が、人間の未来を奪おうとしている。
「未来ヲ 守るベキ 霊獣フェンリルは もハヤ 人ノ 助けニハ なラズ 霊獣フェニックスも その姿……。
「そシテ 虹ノ子 カーバンクルも 迷ッテ いル。ヴァナ・ディールを 救うベキ なノカ 人ヲ 救うベキ なノカ」
どちらも救うことはできない‥。
ヴァナ・ディールと人間‥。
それをやろうとして、セルテウスは、そのどちらにも深い傷をつけたのである。
「それでも、あいつがどちらも救ったことには変わりない!」
突然響く声。意識を取り戻していたプリッシュである。
「誰も傷つけない、傷つかない、そんな生き方はない!
「そして、ディアボロス、おまえはもう人じゃない!だからわからないんだ!傷つくことを恐れては誰も救えないということを!」
「なラバ 女ヨ…… おマエ ひとリガ 傷つクガ いイ。おマエ ひとリデ 人の傷ヲ 背負エバ いイ
「そシテ 死ネ! そレガ バハムートと 人トノ 契約ヲ 破ル 唯一ノ 方法ダ!」
プリッシュたち一行と別行動になった冒険者は、自らの足でサンドリア王国へとたどり着いていた。
しかし、大聖堂に行っても、飛空公社に行っても、タブナジアからの飛空艇の存在すら否定されてしまった。
では、彼らはどこへ向かったというのだろう‥。
飛空艇を管理できる場所というのは限られている。
今ならば三国とジュノがそれだ。カザム便も就航しているが、カザムに飛空艇を隠せるような場所はない。ノーグの海賊たちが一枚噛んでいるというなら話は別だが‥。
冒険者はバストゥークのシドを訪ねることにした。
彼から飛空艇のパーツを極秘裏に運ぶ仕事を請け負ったこともある。一縷の望みを彼にかけることにした。

冒険者の賭けは成功した。
シドを訪ねるのと同時に、ルーブランスに引き連れられた一行が現れたのである。
タブナジアからここへと現れた冒険者に驚愕の視線を向けるルーブランス。しかし、表情をいつもの柔和なものに戻すと、シドに飛空艇貸与の礼を述べた。
どうやら、シドは自分の作った飛空艇の試運転を兼ねて、ルーブランスへと貸したらしい。それに加え、シドは彼に対して、もうひとつの依頼をしていたようだ。
それは魔晶石のことであった。
シドは魔晶石に関しての情報を手に入れていた。
魔晶石は北の地で発見されたのではなく、不思議な遺物から生み出されたものらしい。
それは箱のような形をしていて、謎の金属で出来ているらしい。
その話を聞いたプリッシュが首をかしげる。
「洗礼の箱のことか?」
プリッシュが言うには神学生が「洗礼の儀式」を受ける際に使われるもので、タブナジア大聖堂の宝物庫に安置されているものだそうだ。
ルーブランスが話を引き継ぐ。
シドに頼まれた彼は、宝物庫へと赴くが一足違いで持ち出されてしまっていた。
そして、それを持ち出したのはジュノ外交官ナグモラーダであった。
この話を聞いたプリッシュは、箱を取り戻すべく、部屋を飛び出していった。
猪突猛進娘を追いかける一行‥。

ソ・ジア北西‥冒険者の間でヌエ塔と呼ばれる場所。一行はその塔の奥へと向かっていた。
途中にあった罠を退け、扉を開け放つ。
そこに見たものは、大いなる光に包まれた巨大なクリスタル‥第四の母なるクリスタルであった。
しばし、見とれる一行。しかし、そんな彼らの背後に気配が生じる。あの少年が現れたのだ。
「これで役者はそろったな」
少年が現れたのを確認したのか、ナグモラーダが「洗礼の箱」を持って現れる。
プリッシュは箱を返せとナグモラーダに叫ぶが、彼は箱とプリッシュの持つアミュレットがどういったものであるか、説明を始めた。

一万年の昔、ジラートと呼ばれる種族がいた。彼らは他人と共鳴する力‥「心の言葉」を持った種族だった。
しかし、いつしか人の心の中を「虚ろなる闇」が包むようになった。そのために「心の言葉」を失ったものをクリューと呼んだ。
ジラートの王はクリューである人々を理解するためにアミュレットを作った。名を「絆の証」という。
「絆の証」は闇を封じ、見たもの聞いたものを王へと届ける役目を果たす。

ナグモラーダは少年を指差す。
「お前が誰か思い出すことが出来た」と。
「おまえは、我らの輝かしい時代を終らせた者。時代の裏切り者と呼ばれた者。
「クリューの印を持つ身でありながらクリューを裏切り、ジラートの王子から信頼を受けながらジラートを裏切り……
「眠れる神々の意志を継ぎながら、眠れる神々をも裏切った。
「そして、母なるクリスタルから生れ落ちた身でありながら、母なるクリスタルを裏切ろうとしている。徹底した裏切り者だ。」
セルテウス‥。ナグモラーダは少年をそう呼んだ。
ナグモラーダはさらに尋ねる。どのようにして「虚ろ」を操る力を手に入れたか、と。
「神都アル・タユの消滅に巻き込まれながら、おまえだけが生き残ったのはその力のおかげだろう?
「そこでいったい、なにがあった? なにを見、なにを知った?」
少年は答えない。
業を煮やしたナグモラーダは機械人形マメットをセルテウスにけしかける。
そのとき、プリッシュは少年に向かって駆け出していた。
鳳凰丸でマメットを切り伏せるテンゼン。両手剣で光球を弾き返すルーブランス。
セルテウスはナグモラーダに向け「虚ろなる闇」を放つ。が、箱を掲げたナグモラーダの前で「虚ろなる闇」は魔晶石へと変わっていく。
「この箱……「暁の瞳」は、虚ろを進化させ魔晶石と変える!そのようなことも忘れたか、セルテウス!?」
セルテウスの胸の中にある「闇」を魔晶石化しようとするナグモラーダ。
しかし、そこへプリッシュが割り込んでくる。
「おい、おまえ! いくら思っても無駄だ!
「俺に教えろ! おまえの言うべき言葉を、歌うべき歌を!」
プリッシュの声で響き渡る「石の記憶」‥。
「心の言葉」を失ったクリューであるナグモラーダには、セルテウスの声は届かなかったのだ。
第四のクリスタルを「虚ろ」化するセルテウス。その場にいた全員が、虚ろへと飲み込まれていった‥。

それは誰の夢なのか‥。

アル・タユにてジラート王の祝福を待つ二人の少年。ナグモラーダとセルテウス‥。
傍らには明星の巫女イブノイルが控えている。
心の言葉を失ったものは、病人として、クリューの都へと集められている。
イブノイルは言う。
「心の言葉が聞こえずとも、私たちを信じてくださいね。
「心の言葉を失う前のように、人に正直に、人を疑わずに生きるのですよ」

ソ・ジアにて、クリューの賢者グラビトン・ベリサーチとセルテウスが対峙している。
ジラートが見た楽園のビジョンをクリューたちに見せるためセルテウスは生ける神、ディアボロスを伴ってきた。
ビジョンを共有できれば、人間同士の争いなど終わるのだ、とセルテウスはグラビトンに説く。
しかし、グラビトンはセルテウスに苦渋の表情を向ける。
「もう遅いのだ、セルテウス。…私たちは、もう、堕ちている…。私たちの心は、けがれてしまっている」

クリスタルの力を集めるジラートの施設。
佇むイブノイルに近づいてきたのはナグモラーダであった。
ジラートとクリューの戦いは泥沼の様相を呈し、もはや戻れないところまで来ていた。
「なぜジラートのために働くのか?」
イブノイルはナグモラーダに尋ねる。
自分はクリューであったことはない、とナグモラーダは答える。
クリューを裏切ったのではなく、戻っただけなのだ、と。
「私は、これから先、あなた様を裏切ることは決してありません」
ナグモラーダの言葉に目を背けるイブノイル。
「ナグモラーダ、それは私が、あなたの信頼を裏切ったとしても……?
「あなただけではない、私はジラートの人々を裏切ろうとしている。なぜなら私は……」

冒険者は知っている。
一万年の昔、イブノイルとグラビトン、そして多くの人々が「神の扉」を開かせないために尽力したことを。
それはヴァナ・ディールの消滅と同義だから。
北の地、フェ・インでクリスタルの力を暴走させ、計画を失敗に終わらせた。
結果として、ジラート王国のあった場所は海となり、北の地は不毛の大地となった。
また、その代価として、イブノイルは体を失い魂だけの存在になり、グラビトンらクリューの人々は、エルシモに住まう異形の獣人、トンベリとなってしまった‥。
我々人間も、メルトブローでのクリスタルの影響を受け、一万年の時を経て、五つの種族へと分化してしまった。
それでも、ヴァナ・ディールが存続したことを考えれば、幸いだったのである。

朦朧とした意識が次第にはっきりとしてくる。
鮮明だった情景は次第にぼやけ、記憶の狭間へと落ち込んでいく。
目を開けて見た現実は、悪夢に等しかった。
プロミヴォン‥。冒険者は再び異界へと落とされていたのである。
サンドリア大聖堂でたたずむプリッシュの変わらぬ姿。
囁き交わされる神官たちの噂話。
変わらぬ姿と他者の心を読むという少女‥。

プリッシュとあの少年が、北の塔へと駆け寄る。その行く手をディアボロスがさえぎる。
少年を問い詰めるディアボロス。
なぜお前がここにいるのか、と。
最後の戦いに敗れ去ったのか、と。
少年はこう答えた。
「破れたのか、勝ったのか、…それはわからない。私自身は失われた。しかし、救われるべきものは救われたのだ」と。

ロ・メーブ‥神々の間。プロマシア像の前で少年は神官イブノイルとまみえている。
少年はイブノイルに尋ねる。
自分はプロマシアの意思を次ぐために生まれたのか? それとも、意思を封じるために生まれたのか? と。
女神アルタナと共鳴できるイブノイルはこう答える。
「プロマシアの顔がないのは死して楽園から姿を消したため。だからこそ私たちは彼の復活を願っている。そう、復活と死を‥」


気がつくと冒険者は宝物庫の中で倒れていたらしい。
プリッシュを追ってきた自警団とウルミアたちは、先に気がついていた彼女を問い詰めている。
再びプロマシアと共鳴したのか、と。
彼女が忌むべき子と呼ばれる理由。
プロマシアの像と共鳴し、不老不死の体を手に入れたからなのだと、冒険者は知ったのだった。

地下壕へと戻った一行はプリッシュと共にデスパシエール老の元へと連れて行かれた。
老は真龍が現れたのも、タブナジアが滅んだのも、忌むべき子、プリッシュのせいだと喚く。
そんな祖父をウルミアはミドルリオン枢機卿の名を出して諌めるのであるが、老は「枢機卿はもはや信られる存在ではない」と告げる。
枢機卿がサンドリア大聖堂から追われる身となっていること。それを老に教えたのは、ジャグナーで会った騎士ルーブランスであった。
大戦末期にサンドリア大聖堂から多くの書物・書簡が消失する事件があった。そして、それにミルドリオン枢機卿が関わっている、というのが大聖堂の見解らしい。
枢機卿と深い係わりがあったブリッシュの身柄を預かりたいと申し出るルーブランス。
ナグモラーダからプリッシュと共に‥正確に言うと彼女の持っているアミュレットと共に‥北の遺跡ソ・ジアに行かねばならない冒険者としては、困った事態となる。
そこでルーブランスは一計を案じた。
彼がここまで来るために使った飛空艇の中で、サンドリアに向かいつつ、北の地での詳細を聞く。そして、より重要度の高いほうへと向かう、というものだった。
同意する冒険者。かくして、冒険者を除いた一行はデスパシエール老を説得したウルミアを加え、飛空艇で一路サンドリアを目指し、飛び立っていった。
応龍を退けた冒険者。しかし、バハムートはフェニックスに対し、無駄な布石だ、と一蹴する。
バハムートが歌う石の記憶‥。それは神が歌うとナグモラーダがウルミアに教えた三番目の歌であった。
ウルミアがそれを知っていることに敬意を表し、バハムートははるか昔に交わした人間との契約を教えてくれた。
「世界の終わりに来る者」が現れたときに履行される契約‥。それは‥
「我らがヴァナ・ディールを守るため、母なるクリスタルに本来の輝きを与えんがため…、生きとし生けるすべての人間どもを滅ぼすのだ!!!」

バハムートの真意を知った三人は、地下壕へと戻ってくる。
「虚ろなる闇」とは「プロマシア」の意思。だがテンゼンはプロマシアのことを知らないらしい。
そこへ現れるナグモラーダ。彼はテンゼンにひんがしの国に伝わっていないプロマシアのいわれを教える。
「楽園への扉」を開いた人間に争いの呪いをかけた原初の神‥。
知ってはならぬ事実もあるのだということを、ナグモラーダは言う。そして、バハムートの契約の内容も知っていたという。
だからこそ、軍やマメットを動かし、バハムートを捕殺しようとしたことだった。
彼は冒険者に向き直ると、プリッシュに渡しているアミュレットを持ち、ソ・ジアへと来い、と告げる。
そこに第四のクリスタルが眠っているというのだ。
ナグモラーダはタブナジア大聖堂の礼拝堂から何かを手に入れたのを確認すると、北へと向かっていった。

アミュレットの件を伝えるために冒険者たちはプリッシュの部屋へと赴く。
彼女はとても元気そうであった。とても病人には見えないほどに。
その件をテンゼンが尋ねると、プリッシュは自分の体のことを応えてくれた。
「俺は何十年もずっと、この姿のまま年をとらねぇんだ」
大聖堂の地下に安置してある何かに近づいたために、そんな体になってしまったらしい。

バハムートの真意を知るとプリッシュは自分が追いかけると言うが、アミュレットと共に北の地へと行かねばならないことを告げる冒険者。
男神プロマシアの意思を知るためにも少年を捕まえるのだとテンゼンは意気込む。
そこへ面会時間の終了を告げる声。
退室しようとするテンゼンにプリッシュは「男神プロマシアに会いにいってみるか?」と謎の言葉を告げた。

タブナジア大聖堂は大戦の折りに多くの邪悪なモノを封じ込めるために封印がされている。
だが、その礼拝堂の奥にプロマシアの意思の手がかりが眠っているとプリッシュは言う。
軟禁されていたはずのプリッシュが礼拝堂の入り口へと現れたときは、テンゼンも何か嫌な予感がしたらしい。
だが、ここまで来たら引き返すことは出来ない。冒険者たちは礼拝堂への扉を開いた。





礼拝堂の宝物庫のカギを手に入れ、その扉を押し開く。
そこにあったものは、顔のない石像‥男神プロマシアの像であった。
盗賊たちが盗み出し、ここに運び込むまでに何人もの死人を出したといういわく付の像らしい。
タブナジア大聖堂の神官たちは、楽園への扉を探すために、非合法な手段を使ってでも、そういったものを買い取っていた。
アタルフォーネ盗賊団しかり、ノーグの海賊しかり。
扉を探し出し、女神に男神の呪いを解いてもらうのが目的だったのだが、調べれば調べるほど男神の力を確認する結果となった。
古代の民の文明は、今と比較にならないほどすばらしい。しかし、男神はそれをいとも簡単に滅ぼしたのである。
だからこそ、神官たちはこう考えた。「女神を降臨させることはできないか」と。
そして、プリッシュはアミュレットを石像の胸で光る石へと近づけた‥。
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